狭須があこ

ムーランの狭須があこのレビュー・感想・評価

ムーラン(1998年製作の映画)
4.1
男と女、違う生き物なのでねぇ。
同性と同じようには扱えないよね。

ただ、違う生き物って別に協力もできるし、同じ場所で生きられるんだよ
男ってほんと、アタマかたいわねぇ!

逆ハーレム少女漫画みたいな、それでいてガチガチのポリコレにもなり得るような
そんな物語で美しいラストバトルを描いてしまえる、この頃のディズニーはスマートですね。

戦う女の子の百点満点。
全然どこも男ではないのに、そうあろうとすれば男に見えちゃうことができる。
男に混ざって過ごしてきたのに、ラストにかけてどんどんかわいくなってくムーラン。

「強い女」になるっていうのは、男に負けないことでも、男と同じことをすることでもないんよね。
ガチガチに凝り固まった「時代最先端の価値観」はどの時代にもあるけれど、その中に居てもすいすい泳げる自分で居たいね
狭須があこ

狭須があこ