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タイタンズを忘れないのamokのレビュー・感想・評価

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
4.0
感動した!

公民権法施行の後も人種差別が渦巻く1971年に、教育改革によりヴァージニア州に生まれた白人黒人混合の高校フットボールチーム。

「肌の色が違う」というだけでお互いいがみ合いバラバラだったチームが、1つの目標に向かうことで分かり合っていく。
その過程が凄くいい。

最初は隣に座られるだけでも嫌がっていたのに、無理やりにでも話し合い互いを理解しようとする。
互いの内面を知るにしたがい、
笑い合い、同じ歌を歌い、肩を組み、チーム全体で輪になり雄叫びを上げる様にまでなる。
チームに一体感が生まれた時、観ているこちらにも妙な高揚感が込み上げてきた。

絆が深まるにつれ、チームもどんどん強くなっていく。
そして、チームがみせる怒涛の快進撃に、人々の心は動き、ヴァージニア州では人種差別に対する意識が薄まっていった。

たかがフットボール。されどフットボール。
何百人何千人何万人が1つになれるなんて、スポーツって素晴らしい。
僕も高校まで卓球をやっていたけど、未だに卓球部の仲間とは交流があるもんな。
スポーツにはそう言う魔法があるのかもしれない。

さて、劇中にはこんな言葉がある。

「黒人と白人は難しい?
でも、ここではうまくいっています
意見の違いはあるけれど
それが憎しみになる前に
タイタンズを思い出すのです」

人種云々は別として、意見の違いから相手を嫌になることは結構ある。
些細な事でも、毎日積み重なるとイライラして、本当に嫌になってしまう事も。
そんな時は、タイタンズを思い出すことにしよう。
いがみ合うよりも、楽しく笑い合いたいし、些細な事で、大切な人との関係を壊したくないからね。

ところで、この映画は、某桜木花道と某流川楓が某山王工業に勝利した時にみせる、スポ根マンガ史上最高の感動を味わえると聞いていました。

そのせいか、白人コーチの娘と黒人コーチの娘がラストの試合で抱き合い、ハッとした時、花道と流川が重なってみえましたとさ。