タイタンズを忘れないのさえぴーのネタバレレビュー・内容・結末

これがノンフィクション…だと。
舞台はアメリカ、まだ黒人差別が色濃かった時代。黒人と白人の高校が初めて合併し、アメフトを通して互いを理解し合えるようになるという内容です。

アメフト選手たちの和解もよかったけど、やはり心に響いたのはコーチたちの和解。
決勝戦でついにお互いのプライドを捨ててディフェンス、オフェンスの案を出しあいます。これでチームが１つに。タイタンズ優勝！！！！！
なんて素敵な話なんでしょう。本当に実話？

でも、とりあえず内容うんぬんよりわたしはキャプテンのゲイリーが大好きです。なんでキャプテンのような素晴らしい人が事故に遭ったんでしょうか。そして事故で歩けなくなったにも関わらず、後日談によるとパラリンピックで金メダルをとったというキャプテン。強い人だ、本当になんて素晴らしい人なんだろう。…生きていたら。キャプテンは2度目の交通事故で亡くなってしまったんです。現実って非情。
タイタンズのような奇跡の優勝もあれば、キャプテンのような善人が早死することもあるんですよね。
ゲイリーとジュリアスの友情はゲイリーが亡くなるまで続いたっていう文章を見て、本編よりも泣いてしまいました。