みかん

タイタンズを忘れないのみかんのレビュー・感想・評価

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)
4.5
人種差別問題でバラバラだった選手やコーチたちが、ぶつかり合いながらも信頼関係を築いていって本当に大切なことに気づき、団結して勝利を目指していく、実話に基づいた王道な熱血青春スポーツドラマ。

製作がディズニーで、いかにもディズニー的な人間の"善"の部分の美しさを真っ直ぐ観せてくれて感動でした。

公民権法の制定で、1971年になって教育委員会が人種差別を廃止。

今まで学校は白人と黒人で分かれてたけど合併することになり、高校のアメフトチーム・タイタンズも白人と黒人からの混成チームに変わることになってザワつく選手やスタッフ、町の人々。

人種差別という思想と、それがもたらした悪しき社会構造の根深さは、公民権法成立したからといってすぐ無くなるわけじゃない現実の厳しさを痛感しました。

選手もコーチも足並み揃わず、これじゃ勝利なんて目指せる状況では無い…

という、とことんマイナスな状況からの個人やチームの成長が観ていて気持ちよかったです。

特に白人のエース・ゲリーと黒人のエース・ジュリアスの友情に熱いものがこみ上げて来ました。

犬猿の仲だった2人に結ばれた真の友情。ラストは胸を打たれました。

また、白人コーチと黒人コーチの絆も素晴らしかったです。
コーチ補佐・シェリルちゃんも可愛かったです。

また、あどけなさが残るライアン・ゴズリングも選手として随所に出てくるので楽しめましたw

終盤思わぬ方向に進み、オープニングシーンの意味がわかった時、胸が熱くなりました。

タイタンズ、最高!
これは絶対忘れません!w


★1971年ヴァージニア州アレキサンドリア。保守的な田舎町で、白人の高校と黒人の高校が合併され、アメフトチームのタイタンズも黒人コーチが担当することになり、チーム内にも町にも動揺が走る。

お互い反発し合ってまとまらないチームだったが、合宿のマラソンや転校生ロニーのチーム加入などを通して、やがてチーム全員が一つになって連勝を重ねていく。

果たしてタイタンズはこのまま高校の州大会で優勝出来るのか、、?
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