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デスペラードのRのネタバレレビュー・内容・結末

デスペラード(1995年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

1995年のアメリカの作品。

監督は「グラインドハウス」のロバート・ロドリゲス。

あらすじ

昔、ギャングに恋人を殺され、自らも手のひらを撃たれ演奏家としての道を閉ざされたマリアッチの男(アントニオ・バンデラス「ドクター・ドリトル」)。彼はギターケースに武器を詰め込み、ギャングのボス、ブチョ(ジョアキム・デ・アルメイダ「ヒットマンズ・ボディガード」)を探して復讐を企てる!

Netflixにて、まだ観てなかったので。

これ観る前まで知らなかったんだけど、マリアッチ三部作の二作目だったんだね。ちなみに、一作目の主人公は後半で登場する助っ人コンビの一人カンパ役のカルロス・ガラルドー(「REDCON-1 レッドコン1 戦争最大警戒レベル」)らしい。

なるほど、予算が大幅にアップしたらしいからバンデラスに変わったんだな。でも、だとしたらカンパ殉死するし、結構扱い酷いのでは笑。

そんな続編となる本作なんだけど、これ単体で観ても全然大丈夫な作り。俺自身は確か昔に三作目となる「レジェンド・オブ・メキシコ」を観ていたのでギターケースを持った凄腕ガンマンというイメージを持っていたのですんなり入れた。

お話は古き良きガンマンアクションを散りばめつつ、どことなく友情出演をしているタランティーノの風味も感じさせる作り。

登場キャラもバンデラス以外は割と呆気なく死ぬんだけど、序盤バンデラスの良き相棒として登場し、冒頭では見事な語り役としての存在感も見せつけたスティーヴ・ブシェミ(「フィービーのハロウィーン」)が殺されちゃったのは残念だったな。

しかも、そのブシェミを殺したロドリゲス映画にはお馴染みのインパクトフェイス俳優ダニー・トレホ(「スポンジ・ボブ スポンジ・オン・ザ・ラン」)も凄腕ナイフ使いの殺し屋として登場したのにあっさり敵のザコに返り討ちに遭っちゃうのにも驚き笑。

そんな中、やっぱり目を見張るのはバンデラス演じるマリアッチのガンアクション。ジョン・ウィック級とは言わないが、矢継ぎ早に繰り出される銃撃と時にバックジャンプで撃ったりなどのアクロバティックなアクションも披露してくれ、単純にカッコいい!

あとクールな感じかと思いきや、復讐のターゲットであるブチョと遂に対峙して、後ろから狙いを定めるものの「ある理由」で断念してしまう人間味もあるところも良かった。

終盤では上述のカンパともう一人の助っ人キーノ(アルバート・ミシェル・Jr.)とトリオでのアクションがあるんだけど、ギターケースにかたやダブルマシンガン、かたやランチャーを仕込んでの激しい銃撃戦はまさにケレン味の塊みたいな濃ゆいシーンで忘れがたい。

まさにロドリゲス映画って感じの作品で面白かった。
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