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ノスフェラトゥのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)
3.5
ヘルツォーク✕キンスキー✕ヴァンパイア

愛が招いた悲しい結末…迷信や偏見、理解しがたい得体のしれないもの(ex. 異文化や新しい難病)に出会った時の人々の態度を歴史が表している vs 真実の愛・人間らしさ?
夜中にふと目覚めたらドラキュラが目の前に立っていて、こちらが気づいてもお構いなしにゆっくりと近づいてくるの怖すぎるだろ。あのカット、圧巻だったわ。ブルーノ・ガンツは戦えるのだろうか?クラウス・キンスキーのキモさが合っている。不気味な空気と魅惑的な雰囲気が同居している本作で、ペストとネズミを連れて不死身の奴が黒海を越えてやってきた!こんな能力(?)あったら昨今のイメージの吸血鬼より一体だけで厄介だし断然怖い。通りに、街中に放たれたネズミの大群にドン引き必至の気持ち悪さよ。狙うは、カットによっては本当にお人形さんみたいなイザベル・アジャーニ。衣装、ロケ、メイクアップ、照明と全部良し!!!

P.S. 来るロバート・エガース版は、『ノースマン』みたいに監督らしく絶対厳かな感じになるんだろな(故に尺も伸びる)と思っている。あとなんだろう、『踊る大捜査線レインボーブリッジを封鎖せよ』岡村隆史出演こ役どころが、本作のクラウス・キンスキーに影響されていると言われても納得する?

Stop the black coffins!
この世で最も悲惨な苦しみは愛の不在だ
I know the reason!
成長を確認するのに麦を抜きはしない、そんなことをするのは子供だけだ
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