ビジュアル満点。パッケージもかっこいいなぁ。吸血鬼の挙動がちょっと不器用で臆病すぎて哀愁すらある。正直怖さはなく、なんだか可哀想…と思わせる。
所々インパクトのあるシーンは多いけどグロさはさほどの退…
ドラキュラはある意味誰よりも恐れている。
不死であること。醜い姿で生き続けること。陽の光を浴びずに疫病を蔓延させ、棺の中で眠る存在でいること。そんな状態で孤独に何世紀も生き続けること。
存在自体が…
1914〜1918年に勃発した第一次大戦を暗示して作られた1922年のノスフェラトゥに対して
はたまた再びドイツという国家ぐるみで起きてしまった1939〜1945年の過ち第二次大戦を暗示して作られた…
このレビューはネタバレを含みます
「もっとも悲惨なのは愛の不在である」
映画がイメージであることを教えてくれる。
演技をしない人々の現実に闖入したかのような役者たちが遭遇する虚構の魔物は、メタ・リアルの位相からアンチ・フィクショ…
雄大な自然風景とラインの黄金のオープニングを合わせたシーン天才的すぎる…
これだけでも見る価値あると思う。
他はムルナウ版とあまり変わらない。
ルーシーとノスフェラトゥの掛け合いがとても詩的で好き…
やはり動物をユニークに演出している映画は信頼が置ける。永遠の命を手に入れた男が愛を渇望する相手としてのイザベル・アジャーニも完璧。ノスフェラトゥがドアをすり抜けてやってくるショットは鳥肌もの。
…
大好きな映画の一つなので再鑑賞、元祖モノクロ版未鑑賞。初めて見た時「吸血鬼の元祖映画のリメイクか〜、良さそう!」な軽い興味で鑑賞したのですが、これがまさか自分の映画の楽しみ方を増やしてくれる作品にな…
>>続きを読む