このレビューはネタバレを含みます
善人の映画。善人であることについて。
善人は反省しない。自分の行動について疑問を持たずに真っ直ぐであり続ける。
それゆえに善人は人を苦しめるし、壊れやすい。
この映画においては登場人物の全員が善人であると言えるのではないか。
自分の行動を信じ続ける点において。
ラストシーンに救われた気持ちになるか、腹を立てるか、皮肉として笑うかは見方の異なるところであると思うが、「善人」の視点から見ると、ここはストレートに救われたと感じておかしくないと思う。
僕の第一印象もそうだった。