ユートスカイウォーカー

34丁目の奇跡のユートスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

34丁目の奇跡(1994年製作の映画)
3.4
こっちは94年に公開されたリメイク版。

監督は「フラバー」のレス・メイフフィールド。
子役スーザンは、「ミセス・ダウト」のマーラ・ウィルソンちゃん。
エドマンド・グウェンに変わってサンタを演じるのは、我らがジョン・ハモンドakaリチャード・アッテンボロー。

本作自体は決して悪くはないのだが、これは圧倒的にオリジナルの方がいい。

まず映画全体が大味になったことで、不必要なシーンが増えた。
さらにクリスマス商戦にだいぶスポットが当たっているため、クリスマス商戦の薄汚い部分がより強く映し出されてしまっている。
子供の前で、「こいつはサンタじゃない!」という大勢の子供の前で夢をぶち壊すシーンは、夢を与える映画にはあってはならない。

サンタ役にリチャード・アッテンボローは悪くない。が、エドマンド・グウェンの圧倒的サンタの前にはかなーり霞んでしまう。
オリジナルのクリングルは、何があっても自分は間違ったことをしていない!子供に夢と希望を!の揺るぎない姿勢がとてつもなく好印象で、終始心をときめかせてくれたし、この人は本当にサンタなんだ。という印象を与えてくれた。
本作のクリス・クリングルには、迷いやブレのようなものを感じてしまった。
そもそも落ち込むサンタは見たくない。

オリジナルに比べていいところもある。
サンタが如何に特別な存在なのかを印象ずけるシーンで、
オリジナルは外国語を話すことでその印象を植え付け、
本作は、手話を披露することでその印象を植え付ける。
これは本当に良い。
障害を障害とせず夢を与えるサンタの姿、心から感謝している親の表情には少しだけウルっとした。