great兄やん

大列車強盗のgreat兄やんのレビュー・感想・評価

大列車強盗(1903年製作の映画)
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一言で言うと「西部劇の原点」
[あらすじ]
強盗の一団が鉄道の事務所を襲い、給水場で列車を停車させる偽電信を打たせる。給水場に停まった列車を襲った強盗団は郵便車から金を奪い、機関車を連結器からはなして逃走する。一方、縛られていた縄をといた事務室の駅員は、酒場に集まっている人たちに事件を知らせる...。

世界最古の西部劇とも言われる『大列車強盗』。
こちらも10分足らずの短編映画ですが、ちゃんと起承転結がハッキリしている且つ西部劇の主要エッセンスが沢山詰め込まれてるので非常に興味深く観れました。
この映画で一番有名なのは、強盗の一人が画面に向かって発砲するカット。多分当時このラストシーンを観た人はかなり驚いたんでしょうね〜🙄...。
ただ、現代のCGを使った映画を沢山観てる自分にしたら今作はチープで更にはツッコミどころが満載で面白みが全くないと思いますが、皆さんが言うとおり歴史的価値として観れば”面白い”とかじゃなくて、”興味深く”観れるものだと思います。
100年以上前にして、西部劇や今後のアクションシーンの土台を作った短編映画でした。
ちなみに今作も『月世界旅行』同様スコアは付けておりません...。