『バッドボーイズ』シリーズ、第2作。
前作の成功もあってか、予算爆上がりで、派手なアクションシーンが最初から最後まで盛りに盛り込まれています。
ドンパチだけでなく、カーチェイスもあれば、大爆破もあったりと、景気の良いアクションを浴びる様に見れるのは、本作ならではの爽快感がありました。
あとは、監督として脂の乗り切ったベイさんの、バッキバキな映像や演出も見所の一つ。
ギラギラした画作りだったり、無駄にクルクル回るカメラなど、ベイさんのシグネチャーを確認出来たのは嬉しかったですね。
一方で残念だったのは、コメディー描写の部分。
とにかくまぁ、下ネタと死体を使った悪趣味なギャグが繰り返されるばかりで、個人的にはイマイチでした。
前作の様な作り込まれたシチュエーションで笑わせる部分がなく、1発ギャグ大会になっているのも残念だったなと。
物語的にも前作の様な意外性はなく、総じて、続編にありがちな大味な作品という印象です。
でもまぁ、多くの大衆が望んでいたのは、誰でも楽しめる大味な娯楽映画だったんだと思うし、興行成績も良かったので、これはこれで正解なのでしょう。
個人的には前作の方が好きですけどね。