亜麻色の髪の子供達が笑いながら麦わらの中で遊ぶ光景-。
そんな幸せいっぱいの画面から始まったこの映画、弥が上にも私の期待は高まりました。
でも観始めてすぐ、この映画がそんなに甘ったるいものじゃないと気付いて愕然としたのです。
母親が子供達にとって一番の太陽のような存在。子供達のためにきつい仕事もつらい時も頑張り続けようとする母親。
しかも7人の子供達の家はとても貧しくみんなでいくら働いても父親は充分な世話を施してくれない。子供達の父親は他にも家族があるのです。
かと言ってもそりゃあ愛だってあるんですけど。
この話、本作がデビューのヴァイセ監督の体験談だそうです。
ちなみに最後私、ハラハラし過ぎてどうしようかと思いました。泣けるのよ。どうしようもなく。それは不思議な種類の涙です。
良かったね! 良かったね! 雪降って良かったね!