会話が少なく、横方向にスライドする長いワンシーンが特徴的で、登場人物の心理と状況を抒情的に語っています。
舞台となるギリシャの村の美しさが、この描写方法で、ことのほか詩的です。
1919年ロシア革命勃発で、難民となって祖国ギリシャに帰った当時3歳のエレニ一家の半世紀が、ギリシャの歩と重ね合わせて展開する
1930年代には、ファシズム独裁体制が進み、社会的にも閉塞感が強まる
1940年代には大戦が始まり、ギリシャは枢軸国に占領され、エレニ一家も分断を余儀なくされる
大戦が終わると、政府軍と共産主義ゲリラによる内戦に見舞われ、エレニの双子の息子がそれぞれ異なる陣営で戦うこととなる。
エレニの悲しみはギリシャの悲しみでもある