運命の足音が聞こえる。
重い。とにかく重くて、そして長い。あんまり説明もないものだから展開の早さに少し戸惑った。絵になるシーンに見とれていると一気に置き去りにされてしまうから気が抜けない。
音…
テオ・アンゲロプロス監督の作品のたった3作目だけど、この監督は私が見た作品は女性が行動しない人ばかり。他のは男の人や子供(永遠と1日)がメインだけど、この映画は主人公エレニが女性で、能動的な人過ぎて…
>>続きを読むアンゲロプロスはほんとに一貫して民族の悲しみを描き続けて去っていった。悲しみには色々ある。そこらに転がってる安い悲しみもあればじわじわ身を蝕む嘆きもある。正体の判らない哀しみもあれば胸を引き裂く悲哀…
>>続きを読む難民問題系かなー、と思って「物語 近現代ギリシャの歴史」(村田奈々子著 中公新書)なんてーのも読んでから観てみたけど
よく分からない物語(平板なストーリーを映像美で見せている感じ)でした。
「こうの…
テオ・アンゲロプロスにはまりました。
美しい構図ばかり、目の保養。
ガラスを通したり、火の揺らぎを通したりしているところが素敵。
マフラーのシーンも大好き。
直接的ではなく、心が動く表現をし続けてく…
公開当時以来の2度目の鑑賞。
オデッサから引き上げて来た難民の一群が池に写し出される冒頭のシーンから目を奪われてしまった。
引き続いて、エレニが船に乗って村に帰ってくる長回しのシーンは村人達の営み…
テオアンゲロプロス、いとしい…
この映画を読み切れる歴史の知識が欲しい
主人公たちが何を考えてるのかはよくわからない伝わらないけど
とにかく空っぽになるくらいの悲しさのようなあがえない時代の流れ…
『新たな始まりの終わり』
【あらすじ】
1919年頃。ロシア革命によってオデッサから追われ、難民となったギリシャ人の一群が東を目指して歩いている。少女エレニはオデッサで両親を失った孤児。彼女は一…