とても良い映画だった。
あまり差し障りの無い程度で内容について言うなら、父と次男の会話はじんわり沁みた。
演出云々というより、90年代初頭(もっと昔に見える)の映像が綺麗な質感で映っていて、それ…
東北弁という言語マイノリティ
ろう者という言語マイノリティ。
けっこういい。90年代の新宿の風景がたくさん映る。
和久井映見が天使的な美しさだが、ろう者なのに口話を使わないのはややご都合ではない…
田舎にいる母のことを思いながら
観ていた。
一人で生きていくには
さみしいけど
新たな環境でスタートさせるのも
酷な気がしている。
知り合いも友達も
誰もいない土地勘のないところで
年老いて生活…
この人間臭さが堪らない。特に哲夫の生き方や立ち振る舞いにグッときた。芯のない若者かと思いきや、実に誠実で周りの人想い。こういう人間が流す汗は見ていてとても気持ちがいい。自分の両親、祖父母をもっと大切…
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永瀬正敏と山田洋次監督ってコンビ多かったんだ。ストーリーは正直全然好きじゃないけど、三國連太郎が演じる父親の姿がどうしても自分の祖父と重なって常に息子が自分のように見えてしまって作品に没入してしまっ…
>>続きを読む戦友会つっておじいちゃん達がかつての戦友と軍歌歌ってどんちゃん騒ぎしてるシーンが知らないリアリティで妙に感心してしまった
にこにこそわそわした「おめえいつまで俺に手えかけさせれば気が済むんだ」が愛…
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何か悪いことが起こるんじゃないかとハラハラしてしまうんだけど山田洋次監督だし終わってみれば淡々と描かれた親子関係、都会と田舎の意識の差、ちょっと鬱陶しい親戚やありがたいご近所。でも光が差したときはや…
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No.3805
哲夫(永瀬正敏)が鉄工場に初めて来たとき、安全靴を見たとたん「なんすかその靴~、スニーカーじゃだめですか~」みたいなことを言ったとき、
「なにこの不自然なセリフ・・。そういう生意…
松竹株式会社