なんつぅー痛い映画。
そして恐ろしく綺麗な映像。
そして素晴らしいアート作品。
残酷美とエロス。
キム・ギドクやはり天才。
水面に点々と浮かんでいる釣り客用の水上小屋をひとりで管理している女(ソ・ジュン)。客を乗せてボートで送り迎えしながら、夜になると客をとることもある。ある日死に場所を求める男がここにたどり着き…
霧がかった湖上に浮かぶ小屋と女だけで、最高に美しい。
主演のソ・ジュンが水と一体化している。一挙手一挙足が妙に艶めかしい。そして愛とは痛みを伴うもの…
ヴェネチア映画祭で失神者が出たという衝撃シーンはほんと観てるだけで痛みが走る……映画史上に残る激痛シーンだ。
ラストも自分は好き。