くわまんG

兵隊やくざのくわまんGのレビュー・感想・評価

兵隊やくざ(1965年製作の映画)
4.0
嫌なことがあった日に、半沢直樹の倍スカッとさせてくれる、どちゃくそゴリ押し活劇。この野郎!どうだ!オイ!どうだってんだ!!

みどころ:
ぜんぶ暴力で解決
軽妙なバディもの
むちゃくちゃ

あらすじ:
1943年、満州「孫呉の丘」は極寒の国境基地。インテリ出身の有田は、従軍4年目の古参でありながら未だに上等兵。役が上がると除隊が遅れるため、わざと昇級試験に落ち続けていたのだ。
だがある日、厄介事を押し付けられる。ヤクザ出身の新兵、大宮の世話だった。殴ろうが罵ろうが一向に言うことを聞かない、札付きの無頼漢。果たして有田は、大宮を飼い慣らし、まんまと帰国することができるのか……。

頭脳派と肉体派の凸凹コンビで、ムカつく野郎を片っ端からシバきまわす!不当な暴力を勝新の暴力で粉砕し、死んだ仲間や悲しき女郎の無念を晴らす!溜飲下がりまくりなのであります!!

コメディに振り気味なので味わいはライトながら、ちゃんと「屍を越えてゆく」的なアツさもある戦争映画。戦争映画にして「スカッとしたぜ!」以外の感想を求められにくいのが、ことのほか素晴らしいですね!痛快!!