メントール犬佐

灼熱の魂のメントール犬佐のレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.3
ちなみにおみくじは末吉で、内容は「今年は苦労が絶えない年」とのことでした。

あけましておめでとうございます!
新年一発目の映画選びというのは本年度の運試しのような感もありまして中々に悩ましいところですよね。本当はスター・ウォーズあたりで幕開けしたかったんですが、全然時間の都合がつかないので、積みDVDの中で一番期待感のあったこちらをチョイスしたところですね、


新年一発目これか・・・・・orz


意味深な2通の手紙を残して死んだ母の遺言の通りに、父と兄を探す双子の兄弟が、母の真実に辿り着くまでの物語。

いや、滅茶苦茶面白いんですよ!?本当に新年一発目でなければっていうね。。とにかく「激重」です。同監督の「プリズナーズ」ですらコチラに比べると軽い軽い。ふっわふっわ。チョコ菓子で例えるならエアロとチョコパイくらいの差がある感じ。なんでチョコ菓子に例えるかな!!・・・いや軽口叩かないとレビュー書くのがきついくらい、腹にズドンと重たいパンチなんすわ。これ。

オープニング5分のあまりのスタイリッシュさに「これは!」とワクテカしてたんですが、中盤まではやけに淡々と話が進むので正直眠くなりました。レビューされている方が多数言われている、構成の判りにくさと人物の判別しにくさ(顔似すぎ問題)もあり、また中東が舞台ちゅーこって宗教戦争絡みの物語的ややこしさも若干あるので、その手が苦手な方は中盤までで観るのやめちゃいたくなるかもしれませんが、グッと我慢しましょう。

やがて、グチャグチャに絡まりあった糸の塊がスーッと、嘘のように解きほぐれてゆき1本の線になった時、何かしら心に残るものがあると思います。大事な事なのでもう一度言いますが激重です。KONISHIKIが8体分くらいはあります。

ぶっちゃけ感動系だと思って見始めたのでかなり意表を(勝手に)突かれましたが、良質なミステリーでありながら、核にはしっかりとしたテーマを感じる佳作でした。決してハッピーな気分にも、スッキリした気分にもならないので軽い気持ちでは観ないほうがいいとは思いますが、観る価値のある映画です。

ただ、、ネタバレになるのでコメ欄にしますが、ちょっと納得がいかない部分がどうしても引っかかったので、満点にはならず。ここまで完成度が高いと、あとは好き好きになりますね。

というわけで2016年がマサカの激重スタートになってしまって、んだよこんな事なら積みDVDのゾンビ・トランスフュージョンにしときゃよかった・・・と思わなくもなかったですが流石にそれもどうかと思う(真顔)ので、もう、これは私の2016年を暗示しておると思って、腹を括って本年に臨みたいと思っております。皆様本年も宜しくお願いもうしあげます。