タマン

灼熱の魂のタマンのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
3.8
衝撃の結末だった。

映画の中で一番嫌悪感を覚えるシーンというのは子どもを殺すシーン。これだけはタブーというかやめてくれーと叫びたい。
しかし、それだけに否が応でも植えつけられる嫌悪感。
こういうエッセンスをこのキャラクターに重ね着させて、こういうラストに持って行くとは!そして全てを許していくとは!原作の力強さと監督の演出の秀逸さ、意地悪さが出ているように思う。

あと特筆したいのが、この中東国のロケーションの良さ。ロケハンすごい。
現実の場所なのにまるでマッドマックスの世界のように廃墟と風と世紀末感が手に取るように感じられた。
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