バインドー

灼熱の魂のバインドーのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.0
凄まじい 母親の生き様!
[キャラ][脚本][テーマ][演出][世界観]
4 5 4 4 4
なんとも衝撃な一作!!1+1=を知った時全身に悪寒が走りました!最後の母親の手紙、、この残酷な物語を抱擁しているようでかっこよかったです!こんな事ってあるのでしょうか?ホーリーシットです!

サスペンスの帝王がクリストファーノーラン監督であれば ミステリーの帝王は間違いなくこのドゥ二監督でしょう、2人とも映像の構成がシンプルで アート色が強く大変お気に入りな監督さんです。
今作は母親の視点でいきなり映画の中に放り込まれるので、どこにいて何をしてる人だとか 説明が殆ど無い状態で話が進みます。その手の作品は割と 失敗すると観客がそっぽを向きそうになるのですが、俳優さんのリアルな演技と演出で 気がつくと 観てるこっちも主人公と同じく、不安と混沌の中にドップリです。
派手な演出もない 分かりやすい演出もない、説明もないんで 割と観ている側に努力が必要になる作品ですが、何か暗い作品、衝撃作が見たい!と言う人にはかなり おススメです。世界では色々な事が起こるものですね!
遺言の手紙を受け取る所から始まり 最後も母親の手紙で終わる。このよく練られた脚本も見どころです!
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