ななめまえ

灼熱の魂のななめまえのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
5.0
この作品は私にとって非常に思い入れ深い一作です。
と言いますのも、それまで映画をあまり観たことがなかったのですが、
これを観たことにより、あまりの衝撃で映画の沼にズブズブと嵌るきっかけになった作品だからです。
(そもそも手に取ったのも作品違いという偶然だったのですが)
映画だからこそできる演出、巧妙なシナリオ、秀逸なギミック。詩的でありながら謎めいていてエンターテイメント性もあり、
鮮烈なラストの余韻に、暫く呼吸すら忘れてエンドロールを見つめていました。
映画の持つ無限の可能性に気付かせてくれました。

若干小慣れてしまった今みていたら初見ほどの衝撃はなかったのかもしれませんが、
それでもオススメの一作には違いありません。

監督と波長が合って他人の数奇な人生を眺めるのが好きな方には猛烈にオススメします。