灼熱の魂の作品情報・感想・評価

「灼熱の魂」に投稿された感想・評価

ドゥニ・ヴィルヌーブ祭り、締めの1本。

灼熱の魂…。

あああああああああああああああああ!
魂が揺さぶられる。
ラストの衝撃に心が耐えられない。

ー 人は真実の前に沈黙する ー

劇中の言葉の通りだ。

カナダ、ケベック州に住む双子の姉弟ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マクシム・ゴーデット)は亡くなった母ナワル(ルブナ・アザワル)の遺言を受け、既に死んだと思われていた父と兄の存在を知らされる。ジャンヌには父への手紙、シモンには兄への手紙が託され、二人は母の故郷中東の地へ向かう。

母を好意的に思っていなかったシモンはカナダに残り、先に姉のジャンヌが母の人生の軌跡を辿る。

今まで知らなかった母ナワルの壮絶な人生。
僕らが知らなかったレバノン内戦の事実。
キリスト教徒とイスラム教徒による血の歴史。

あまりに壮絶で言葉を失くす。

映画は色んな国の色んな時代を映してくれる。
時に楽しく、時に胸を掻きむしられる様な現実がすぐ目の前に広がる。

この作品はまさに後者だ。

父は亡くなった筈ではなかったのか?
兄は何処にいるのか?

レディオヘッドの不穏な音楽で幕を開け、終盤に明かされる衝撃の事実にまだ心の整理がつかない。
なばる

なばるの感想・評価

4.2
ある日、母が死んだ。カナダで暮らす姉弟は母の遺言を手掛かりに、まだ見ぬ父と兄を探して母の祖国レバノンへ旅出つ。
そこで明らかになった母の過去は、あまりにも苦しいものだった。
紛争をノンフィクションタッチで描いた映画かと思えば、ミステリー要素が非常に大きいので、気になる方はぜひネタバレを見ずに観て欲しい。
 
ポップコーン片手に見られる映画ではない。
それくらい、母ナワルの人生は衝撃と苦痛に満ちていた。本当に、どうして生き続けることができたのか不思議になってしまうほど。
燃え盛るバスを背景に、膝をつく彼女の横顔が脳裏に焼き付いている。
少年兵、拷問、宗教紛争。登場するテーマはどれも重い。
けれど、目を覆いたくなるこの物語は誰かの現実として確かに存在する。その事実はもっと重い。
誰にでもおすすめできる映画ではないけれど、できれば多くの人に観て欲しい。そんな映画だ。
RYOBEER

RYOBEERの感想・評価

4.4
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品の中で一番好き〜
前情報なしでとりあえず観てね☆
mochiz

mochizの感想・評価

3.5
ミステリーとしてよくできている、
ということが吹き飛んでしまうほど
あまりに衝撃的。

ナワルの放心と、遺書に至る気持ちを考えてしまう。

このレビューはネタバレを含みます

重い…
母の奇妙な遺言からその生きた足跡を追う事になった双子の姉弟。次第に明らかになる壮絶な人生に観ていてもう打ちのめされます。
もう勘弁してください…と重さに押し潰されそうになったところに衝撃の真実が明らかに。
平穏な人生を過ごしてきた姉弟にとっては知らぬ方が幸せだったのかもしれません。それでも秘めたままにしておけなかった母の愛情と憎しみの大きさですなんでしょうね。
けーな

けーなの感想・評価

4.0
大変衝撃的な話だった。過去に見た衝撃的な映画のベスト3に入る気がする。後味も良くないが、嫌いではない。好きでもないけれど。観終わってからも、しばらく頭から離れずに、考えさせられる映画だった。

1+1=1 その意味が分かった時に、全身鳥肌が立った。

「メッセージ」や「ブレードランナー2049」を監督したドゥニ・ヴィルヌーヴが、脚色と監督を担当。

原題の「Incendies」は、フランス語で「火」や「火事」という意味だそうだ。今作は、ベイルート生まれで、カナダ在住の劇作家ワジディ・ムアワッドが書いた舞台用の戯曲を映画化した物で、その戯曲は、「浜辺」、「火事」、「森」、「空」と続く「約束の地」4部作の第2作目に当たるのだそうだ。他の3つが、どんな話だか、全く知らないが、2作目だけで、こんなに重い話なので、4作全てを観たら、相当衝撃を受けるだろうと思う。しかも、これを舞台で、どう表現するのか、興味深い。日本でも、舞台で演じられたことがあるらしくて、驚く。

今作は、ドキュメンタリーであるかのような錯覚に陥らされる。そして、観終わった後、フィクションで良かったと思った。また、2人が、双子で良かったなということも、強く思った。1人だったら、この事実を受け止めることが容易ではないと思うからだ。彼らが、気持ちを分かち合える人がいて良かったと、つくづく思ったのである。

また、他の方のレビューで、母親が、双子に、事実を知らせるべきだったのだろうかとか、なぜ知らせたのだろうというような意見を多く見かけた。そして、事実を知らせるべきじゃないという意見を多く目にした。私は、双子に知らせるべきだったか否かの問題よりも、母親は、何より第1に、長男に、事実を知らせたかったのだろうなと感じた。母親として、どれだけ長男のことを愛していて、ずっと探し続けていたのか、それを1番伝えたかったのだろうと思った。それ故に、双子にも知らせる結果になったのだろうなと。そして、もう1人の人にも伝える結果になったのだろうなと…。
airi

airiの感想・評価

4.0
息が詰まり鳥肌が立つ現象
画面にのめり込むほど生きた心地がしなかった2時間
そんなことあるはずがないと思い込み、ラスト20分動悸がした

映画としてのクオリティは勿論のこと、
演出やカメラワークとても好み
オープニングでのレディオヘッドと映像の噛み合わなさにまず、あ、これは良い映画きたなと直感で思った(しかし後半の使い方はいきなりMVみたいで謎だったけど)
本の章が変わるように、画面に出てくるサブタイトルの文字。個人的には私は好きだった
ka2yoshi

ka2yoshiの感想・評価

5.0
記録
2019/01/21
pier

pierの感想・評価

4.2
1+1=2ではない凄絶な人生。
激しい銃撃シーンと、音を排除したシーンの対比が絶妙。
SeikaFilm

SeikaFilmの感想・評価

3.0
すごい話だ。
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