[ギンギラギンだった頃]
レナード・シュレイダーを追う旅その⑤。
見るからにして下品な題名だが、自分はこの題名に自分は当時の年代の、[輝かしき時代]を映しているようにも見えました。
奥さんのチエコさんも脚本に参加した本作は、いわゆる日本の[ヤクザの抗争]をコミカルに描いた作品である。
三人組の子供たちが、ヤクザに誘拐された[いじめっ子]を救うために、あらゆる手を使い、大人を差し置いて救出に向かう物語。まさに、三人の[熱き魂]の物語なのである。
実は、三人の中に[女の子]が紛れているのだが、彼女は女であることを[恥じている]。それは、男たちの[輝かしき時代]に[憧れ]を抱いているように見える。男として見られたい、男勝りの少女の[強い感情]を描いたものであった。
レナードやチエコの夫婦は、そんな日本人の[昭和の魂]を、アメリカ人に見せたかったに違いない。
[台風クラブ]の相米監督の作品は、コミカルで且つ、その時代の風景を描いた作品が多いが、本作は、一番描いてある作品であることは、間違いない。
平成生まれの僕が[憧れる逸材]である事は、間違いありません!