ハリ

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルのハリのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ロシアの核弾頭ミサイルのコードがコバルトと呼ばれる人物に盗まれ、その疑惑をイーサンに擦り付けられる。テロリストとしての容疑をかけられたイーサンはIMFから「ゴーストプロトコル」を発令され、存在しないものとして扱われる。自身の疑惑を晴らし、核戦争を阻止するために奮闘する物語。

IMFの後ろ楯が無くなった4人のチームで行動。チームでの活動、イーサン個人での活動と両方見せ場があり終始緊迫感のある展開だった。個人的に高層タワーでの情報の奪い合いが1番の見所(イーサンが超高層タワーをよじ登る超人アクションが手に汗握る…)。取引相手に成り済まし取引を行うシーンもスパイとアクションの両立展開であり観ていて引き込まれた。

高層タワーでのミッションが失敗に終わってからは、イーサンが刑務所に居た理由や、仲間の諜報部員の素性などが判明するが、全てコバルト(ヘンドリスク)を確保するためにIMFが仕組んだ計画だと分かる。
劇中を通して「イーサン夫妻は暗殺される危険があり、それを阻止するためにIMFが護衛に付く。だが、妻が殺害され復讐の為に任務外で殺人を犯したイーサンが刑務所容れられる」と説明されているが、最後のシーンで全て嘘だと判明。自分と居ては危険と判断したイーサンが妻とあえて距離を取り、妻の安全と引き換えに今回の任務を遂行するといった約束があったようだ。

ラストシーンでの遠目から妻と眼が合い微笑むシーンはとてもロマンチックに表現されていた。
ただ私にはゴーストプロトコルが最後まで発令されたままなのか、ゴーストプロトコル自体も作戦なのか結末まで観ても分からなかった。ヘンドリスクを捕らえるための作戦のはずが、窮地に陥るとトカゲの尻尾切りのようなゴーストプロトコルを発令するのはあんまりだと感じたが…
個人的評価:良作
ハリ

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