あいの

冬の光のあいののレビュー・感想・評価

冬の光(1962年製作の映画)
3.8
牧師が主人公なだけあって、ど正面から信仰の問題を取り上げてる。
静かな場面が多くて眠気を誘う感じもあるのだけど、死体と向き合うシーン、川の流れの音で会話が聞こえないところとか眼がさめるような気持ちになった。あとはもうイングリッド・チューリンがほんと良い。あんなに牧師に酷いこと言われても、そばにい続ける健気さ。最後の教会のシーンの彼女の横顔の神々しさ。「勇気をください」という言葉に震える。神は人を救えないかもしれないけど、人の愛は人を少しは救えるんじゃないか。ラストがお気に入りの一本です。
あいの

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