りょーこ

人生はビギナーズのりょーこのレビュー・感想・評価

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.8
世界的アーティスト、マイク・ミルズと父親とのプライベートストーリーの映画化♪

時間軸が入れ替わり過ぎてごたごたするし、淡々とした展開ではあります。
が、ユアン・マクレガーやクリストファー・プラマーという名優と、最高に可愛いジャックラッセル・テリアのアーサーのおかげで楽しめました☆



38歳独身アートディレクタのオリヴァー(ユアン・マクレガー)。

母親が亡くなって半年後、父親がゲイであると告白してきた。
これからは本当の意味で人生を楽しむ、とパーティや恋愛、生き方全てに積極的になる父親。
一方オリヴァーは、父親のカミングアウトに戸惑っている。
しかし、そんな父親も癌で亡くなってしまった。

それから数ヶ月後。

オリヴァーは、フランス人女優アナと出会い、付き合い始めるが上手くいかない。
しかし、父親の明るく潔い生き方を思い出し、自分やアナの人生を見つめ直していく………



父親の飼っていたワンコのアーサーを、オリヴァーが引き取るのですが、とにかくいつでもどこでも付いてくる♪
たまに喋る(字幕)し、本っ当に可愛いんです‼
留守番が出来なくて、ドアを閉めたら鳴きまくるしww
トコトコ付いて来ては、首をかしげて"彼女と結婚しないの?"とか聞いてきて、もうわしゃわしゃしたい!

内容は…父親がゲイであるとか、その後のがらりと変わった生活を、劇的に描いてはいない為、ちょっと退屈ではありました。
でも実話だし、派手に作らなくても、これくらいの方が人生の楽しみ方って感じで良かったのかも♪

父親役クリストファー・プラマーが、ゲイでも死期を悟っても、楽しくやりたい事をやり、常に人生を楽しんでいた姿が素敵でした!
この作品で、アカデミー賞助演男優賞を、最高齢82歳で受賞したそうです。

ユアン・マクレガーも相変わらず、前面に押し出し過ぎない哀愁や優しさが、たまらなく素晴らしい☆
でも、こんな素敵な人が38歳まで独身なわけないよねぇ~w

少し重たい内容ながら、キャストやワンコのおかげでほんわか楽しめる作品でした♪
りょーこ

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