ももたろう

人生はビギナーズのももたろうのネタバレレビュー・内容・結末

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「人生はビギナーズ」
いい言葉
幾つになっても学ぶ姿勢、自分自身を相手を受け入れる姿勢、変えようとする姿勢、何事に対しても遅いなんてことはないんだなと思わせてくれる映画でした。


あらすじは…
母の他界後ゲイである事をカミングアウトした父、そんな新たな人生を謳歌し始めた父の影響を受けながら、人生を模索する息子オリヴァー(ユアン・マクレガー)の姿を描いた作品。


主人公オリヴァーはとても平凡で穏やかで優しいけども少し内気な性格。ゲイである父を理解しようする素敵な人間で好感がとても持てた。映画自体もオリヴァーと同じような雰囲気で静かでゆったり進んでいくのも◎。淡々と進むのが苦手な人は少し合わないかも…?

主人公の"語り"が多めなので
一冊の小説を読んでいるかのような感覚になったのも印象的。


3つの時間軸で物語が進んでいくけれどちゃんとわかり易く描かれていたと思う。
↓幼少期の母との思い出
↓父との最後の時間
↓父が亡くなったあとの彼女との出会い



正直ジャケットの色、DVDのメニュー画面、に明るい黄色を使用しているのが不思議だった。この物語の雰囲気に合っていないな〜と初めは思ってたんです。
でも劇中でオリヴァーが虹の色の意味を
ピンク→SEX
赤→命
オレンジ→癒し
黄色→太陽
緑→自然
黄緑→芸術
紫→調和
薄紫→生死
と語っていて、そこで私は…
黄色は太陽…🤔
太陽のような人生をこれから歩んで行こう…どうなるか分からないけれど自分らしく進んでいこう…という意味なのかな?とか、いややっぱ関係ないかな?とか
深読みしすぎて訳分からなくなり
最終的にまぁいっか!で考える事を止めました笑



個人的MVPは犬のアーサーでした。
愛犬アーサーとオリヴァーが放つ癒しオーラも、アーサーのセリフもほっこり。
「結婚するの?」のキョトン顔が愛らしくて、段々アーサーを探せ!のごとく画面上を探してしまっていた。


最後にちょっと自分の記憶のために残しておきたいのが、父の彼氏役がERのコバッチュ先生だったことに驚いた。なんか分からないけど、「先生!久しぶり!まさかこんな形で出会うとは!✋」ってなりました。
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