バンド・デシネに引かれて
レイトン教授よろしく、美しい水彩画タッチのアニメーション
アメリカのアメコミに対するは、
フランスやベルギーで発祥されたバンド・デシネ
タンタンの冒険とかアンカルが有名だけど、この作品はそれを全編通して動かすんだからたまらないったら無い。
時代が変わりつつあるタイミングで、旅芸人の手品師が世の中を知らない自己中女の子と出会う事で、物語が少しづつ動き出す。
とにかくノスタルジック
チャップリンのような無声喜劇を思わせるほどのセリフの無さ
それ故かとにかくちょい出のキャラでさえキャラが立っていました
腹立つ白いスネ夫
電気パチパチばあちゃん
ダンシングソックスおじさん
増えるアップアップ体操おじさん達
ピエロを体現しているピエロ
海外版みのもんた
ふふってなる演出も沢山
だからこそラストの哀愁や虚無感が半端無い
もし近くに海があるならば、きっとボーっと眺めに行ったでしょう。
秀逸な作品