まぁSushi Typhoonとかザックリと知ってはいたんだがゴリゴリ食指が動いたワケでもなく、ぶっちゃけ言えば牙狼が好きだったので〈肘井美佳〉の名前でヒットした時に
「あ、そういえばあったなこういうの。」
というスタンスである。
興味がまるで無かったワケじゃないのだが、基本グロ描写が発表当時は今よりも苦手だったので避けていた感じなのだが、以前よりは耐性が付いたのとAmazonPrimeVideoでサブスク配信されていたという事でランタイム的に丁度良い空き時間に再生。
こういう物は割り切って観る物なので野暮なツッコミはナシ。
言い出したらキリが無いw
やれる範囲でやれるだけヤルという気概はある。
完全に取って付けた様なエロも確信犯(国に関係なくBモノには良くある事)、パワープレイとしては観てて疲弊する類いのB級とは違う様に感じた。
アクションも結構気合いが入っている。
そっち関係のクレジットには今現在色々な作品で活躍されている人の名前も。
(確かにキレはある。魅せるコレオグラフだ。決め絵が多過ぎる感じもしたが"あえて"なのだろうと推察。まぁ好みの話だ。)
完全に「無茶苦茶だがソレが良い」ってヤーツだ。
ただ…
やっぱ分かっちゃいるがVシネマ的な独特な間がある。
(仕方ないのかもしれないが)個人的には得意ではない。
日本製として世界を狙った逆輸入作品だからソレで良いのだろうけど、個人的に合う/合わないで言えばこのテンポや間はやはり苦手だ。
(内容の事を言っているのではない。ソコは勘違いなさらぬよう。)
あと、ゴア描写の"方向性"が(グロいどうこうではなく)チョイと苦手であった。
ネチャネチャ感というか。
ゆえに悪く言うつもりは全然無いのだが、そこまで好みでもないというのがホンネである。
こういうのが好きというタイプの方々には充分に"当たり"になり得る作品だとは思う。
そういえば、
冴島鋼牙の恋人からエイリアン相手にエロ混じりのアクションもやりつつ鋼牙の妻 そして雷牙の母となり、異世界に飛ばされつつも何が起こったのか戻って来てカード払いで泣くオダギリジョーを横で支えた肘井さん、今は名前がカタカナ表記で《ミカ》だそうで。
良い演者さんだと思うので、個人的にはもっと活躍して欲しいという気持ちである。