このレビューはネタバレを含みます
気軽な気持ちで観たが、意外にも脚本がよく練られていて面白かった。
見終わって一番後に残るのは、ジェニーとモーリス両者の事情を知る女性写真家の存在。
最初、ジェニーからモーリスとの関係を疑われて…
普遍的な名作
このようなサスペンスが普遍的になったのもこの作品ありきなのだろう
しっかりオチるし、人間ドラマもあり、わかりやすく、白黒ならではの陰影等映像としても見応えあり
映画本編では街そのものに…
戦後のパリの下町で起きたある殺人を巡り、モノクロによる陰影で緊張感を高める映像、緻密な計算に基づく推理ドラマながら、そこに終始しない人間ドラマが素晴らしい、愛のある物語。
音楽にまつわる作品らしく…
原題『Quai des Orfèvres』(1947)
監督 : アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
脚本 : アンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ジャン・フェリー
撮影 : アルマン・ティラール
編集 …
「はんざいかし」と読みます。
最初は正直って、権力に操る芸能事務所社長の枕営業のトラブルのお話しかなと思っていたが(*^▽^*)そうではなかった。なかなか面白いサスペンスであるが、よく見るといろいろ…
そこまではまらず。
クルゾーは「恐怖の応酬」「悪魔のような女」「真実」と、どれも大好きな映画ばかり撮っているような印象を持っていたが、それらに感じていた面白さは、彼の「意地悪さ」にあったのだと気付い…
アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督のクライム・ドラマ。
1946年パリの下町。伴奏ピアニストの男が、色っぽい二流歌手の妻が、富豪の老人に取り入ろうとしていることを知る。嫉妬に燃え、老人を殺そうと二…
ショウビジネス界に身を置く夫婦(シュジー・ドレール、ベルナール・ブリエ)の愛憎と殺人事件の謎解き。
映画の始まりからしばらくは、犯罪の匂いのかけらもないが、徐々に緊張感を高めてゆく脚本は良い。
…
本作は「密告」で沈黙を余儀なくされたクルーゾー監督が、ジャン・コクトーらの支援を受けて映画界に復帰し、戦後最初に発表した作品である。
パリの下町を舞台に、ピアノ弾きの男がセクシーな若い歌手の妻の浮気…