K助

ナイト&デイのK助のレビュー・感想・評価

ナイト&デイ(2010年製作の映画)
3.3
典型的な、巻き込まれ型ストーリー。
今風の軽めなヒロインが、永久機関を実現した電池とその開発者を巡るトラブルに巻き込まれる。ストーリーを推し進めるのは、トム・クルーズ演じる腕利きエージェント。

物語前半は、一般人であるヒロインの視点で構成されていて、トムの超人的活躍が一種胡散臭く描かれているのが楽しい。何が起こっているのかわからない、そんな中でサイコチックな微笑みを浮かべながらトラブルをいなしていくトム。引きはバッチリ。
そして、ある程度に物語の輪郭が見えて来る頃から、ヒロインもストーリーに絡んで来るところが、観客と感情推移が同期している感じで、面白い。

トム・クルーズの肉体を張ったアクションは控えめで、どちらかといえばコミカルさの方が強調されている感じかな。軽妙な演技と併せ、構える事なく楽しめるアクション映画です。
K助

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