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霊幻道士のRのレビュー・感想・評価

霊幻道士(1985年製作の映画)
4.0
数々のホラー映画に彩られた我が幼少期やけど、これくらい何度も見た映画はないんじゃないか、霊幻道士。ちなみに2の方がもっと見てたな。大人になって見てみてると…うん、やっぱかなり面白い! ちょっと長く感じるからもうちょい短かったらよかったのに、とは思ったけど。まず、主人公たちは一体何してる人たちなんすかねー? 葬儀屋さん? 霊幻道士? 何それ? ガウという道士は、村の大富豪ヤンの依頼を受け、彼の父の埋葬場所を移すことに。掘り返してみると、遺体はほとんど腐敗しておらず、キョンシー化してる危険があると判断。職場に運んで棺桶に封印を施すのだが、それをバチーーーッと破って立ち上がるキョンシー! イエーーーイ! おひさしぶりー! こいつが大暴れ!……ってほど大暴れしません笑 最初ちょろっと暴れて、どっかに消えてしまう。けどその前に仕事の依頼主のヤンに噛みついて殺害、ヤンはキョンシー化してしまう…って流れで、まぁメインはキョンシー退治やねんけど、その辺は不思議とあんま記憶に残ってなくて、細かい演出ばかりに懐かしみを覚えたよ。まず、そもそもキョンシーの出現が常態化してる世界観がオモロい。ちゃんと死者のお手入れしてないとゾンビになるよっていう。幽霊も当たり前に存在してて、主役の一人、一番可愛らしいチュウ君を幽霊が色気で誘惑。完全に虜になってまう。で、もう一人の美女、ヤンの娘ティンティンは、最初のカフェのシーンが印象的。このシーンはユーモラスで面白い。導師たちが田舎者やから、どうやってコーヒーを飲むのか知らないのを意地悪く騙すやり口がアホすぎて爆笑。あと、弟子のモンチョイがヤンの髪の毛を呑み込んで自在に操るシーンも楽しい! 呑み込む瞬間の両手の指を変な形で組むジェスチュア、昔よー真似してたわー。キョンシーは息止めてるとこっちの居場所が分からないので、クローゼットに入って息止めるとこも爆笑。ほんまモンチョイあほ! こういうクローゼットの中で敵が通り過ぎるのを待つみたいなシーンってホラー映画に多いよねー。ハロウィーンやデモンズ2にもあったね。あと、キョンシーになりたくなきゃもち米の上を踊ればよいという意味不明な設定。僕なぜか昔からもち米に対して不思議な愛着があって、それがいまでも続いてて、何でなんやろ、と考えもしなかったんやけど、ひょっとしてこの映画が原因なんじゃないかと思った。赤飯が好きなのもそのせい⁈ ダイエットを考えて最近めっきり食べなくなったけど。キョンシーやっつけたら、はい、終わりってバッサリな終わり方も気持ちいい。だらだらエピローグないのサイコーね。あ、そうそう、中国語分かる人にききたい、どのキャラもみんなキョンシーって単語をぜんぜん言ってないなーと思って耳をすましてきいてたら、ゴエンシみたいな感じで発音してる? 中国語カッコイイから覚えたいけどむずいわー。特にガウの喋り方好き。牢屋の格子に頭ハマるシーンは懐かしすぎて泣けた😂 ひさびさに2も見よう。
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