映画じゃなきゃ語れないから、映画。
意味不明だと思ってたのに気が付いたらすごくよくわかってたし、すごくよくわかった何かを言葉にしたくない。どんなことが起こっても納得するつもりでいるのに、意表を突かれ続ける。クソほどかっこいいのに滑稽で可笑しくて(堪らず声を出して笑ってしまった!)、そして、兎にも角にも、胸が熱い。憧憬と納得と、あと仲間に入れてほしくて、胸が熱い。どんな終わり方も受け入れられると思ってたのに、幕引きにも驚かされて、でもこれ以上ないくらいに終われてる。
言葉にしたくないから、言葉にしないために、確かめるようにもう一度観た。すごくよくわかる。映画ってすげえな。
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「カラマリ・ユニオン」という15人のサングラスの男たち。
細かい理由は抜きにして、この息苦しい街を出よう。もうここにはいられない。目指す町の名はエイラ。エイラに行かなければいけない。
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映画に何かを教えてもらったり、考えさせられることも感動的だけど、そんな新規輸入だけじゃない、自分が身につけていった・僕の周りをうろうろしている、漠然とした言葉や感覚や哲学や実感を形にしてくれていることも、同じくらい意義深く感動的。僕自身の、現実の経験値も、少しずつ増えていってるからか、そんなことを思った。
そういった意味で、「よくわかる」ことこそが嬉しいし、それを感動といいたい。
勿論、背伸び込みです。