このレビューはネタバレを含みます
ジブリの宮崎駿が愛した一本。
これを観たことで「君たちはどう生きるか」がこの映画にかなり影響を受けていると分かった。
内容は傲慢で残虐な王様と愛し合う絵画の男女とおしゃべりな鳥が繰り広げる子供向けのドタバタの追跡劇
しかしアニメーションはディズニーっぽいのに、シニカルで不気味な雰囲気を漂わせてるのがフランス映画っぽい。
主人公とヒロイン的立場なのが絵画から出てきた煙突掃除の男と牧場の女なのだが、それを導くおしゃべりな鳥がいい味を出してる。
まさしく王と鳥の対決っぽいのでタイトルに納得。
個人的には、実は王様は自画像の王様に殺され乗っ取られているのだが、
それを周囲の人間が気付かずそのままストーリーが進んでいくのが恐ろしかった。