久しぶりの再鑑賞。若い頃、一番評価の高いこの辺の3部作を観て、ベルイマンにハマれず。映画としては本当に素晴らしい傑作。でも今観ても心が揺さぶられる感覚はなかった。
信仰心の強い家族。教会にロウソク…
久しぶりに再鑑賞。
相変わらず素晴らしいっすね。
名カメラマンのニクヴェストの撮影は言わずもがな、ベルイマンの絶妙に上手い演出のお陰で、中盤に起きる悲劇が、良い意味で絶望的な効果を醸し出している。
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処女の泉(1960)
何ともやり切れない感じが残る。
清く、正しく、気高く、生きる為の神様とか信仰はあるけど、問答無用で人は酷い事が出来るし、復讐をしても、どうにもならない。
偶然が重なったのか、…
キリスト教や聖書を把握している訳ではないが、本作を観ていてヨブ記を思い出した。
神の理不尽さというか、神の沈黙というか、日本で平凡に生きていては味わえないものが映画にはあった。
とはいえ、…
敬虔なキリスト教徒の娘に降りかかった悲劇と父親の復讐を通して“神の不在”を描く。
16世紀スウェーデンの田舎町豪農のひとり娘カリンは、教会へ向かう途中で3人の羊飼いに出会う。貧しそうな3人に食事…