ゆき

ダメージのゆきのレビュー・感想・評価

ダメージ(1992年製作の映画)
3.4
急下降

「むさぼる」という言葉を具現化したような作品だった。
原動力となる感情が愛情なのか疑うほど、互いの周囲を無視した加速度で突き進む2人。ダンスしているような身体の合わせ方が印象的。
これはフィクションだから。でも実は身近でも起きているのかも。
女性たちの目線はすべてを見透かしているのである。
その時は特別な女性も俯瞰すれば普通の女性。
ただ、ジュリエット・ビノシュが放つ空気感は特別だ。
×××
社会的地位も安定した家庭も掴んだ男。しかし、息子の恋人と出会った日から、彼の日常は表情を曇らせていく。
ゆき

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