Risa

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-のRisaのレビュー・感想・評価

4.5
小学生ぶりにみたのかな、、ほとんど忘れてました。

170分もあるのにあっという間です。
長いなんて微塵も感じません。
海に沈んで行くように 内容が すーっと浸透していきます。

そして、、なかなかの死にたくなる映画の部類。
こう、大自然に魅了されると 自分も自然の一部になりたがってしまうものですから。
海とイルカにだけに 懐いた男。

序盤のモノクロシーンがまた、凄く好き。

全体的に音も壮大で、海の怖さと美しさのちょうど間ギリギリを ずっとみせてくるんです。怖いし美しいしで、おかしくなる、、これは 海に限らず、自然においては 何にでも言えること。

個人的には 海は苦手な部類なんです。息が出来ないからでしょう。

同じ死ぬかもしれないと言っても 危険な山登りや、スカイダイビングなんかより 海が怖いです。
呼吸をすることは生きること。それを辞めるというスタート時点で死を連想するからです。海に沈むというのは気圧の変化レベルも私からすれば異常値。。
海に潜ると、『上がる理由が見つからないから困る』と優しい笑顔で言う主人公。

大自然って退廃的です。しょうがない。

海に潜り過ぎて 肺や心臓 身体機能が海の中の方が慣れてしまったというだけではありません。精神的にも 海に生きてしまうようになっていくんです。

ロザンナ・アークエットの高い声、小顔、細い体、なのに胸もある、何この可愛い人、でも、演技はあんまり好きになれず、ちょっと邪魔になる演技さえあります。。

静かな主人公、ジャンレノはハスキーボイスすぎて煩くはならないので、彼女のぶりっこボイスはちょっと 煩く感じる時も。

イルカが恋人の主人公が言う 『イルカみたいな顔してるね』は 良いね。ドキッとします。
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