第10回モントリオール世界映画祭の最優秀作品賞。
30年も前の作品。
私には難しい作品だった。
女性が観る作品だと思う。
計画性のない人生の末路…
己の欲求を満たす為に本能のまま愛し合い生きて行く…
ベティは美しい女性
激情的な性格が実は相手を苦しめ、そして己をも崩壊させて行く…
人の生き様は其々。
これが彼女の生き様なのだろう。
フランス映画には言葉も映像も一種独特なものがある。
画は流石に素晴らしい。
本能のまま愛し合う男女の姿を赤裸々に描写した愛欲にかられる若き二人。
のっけから非常に際どい描写だ。
その根底には、彼女が何を考えどう生きようとするのか理解しながら観る過程で、人と愛し合う事の本質とは何かを捉えた作品なのだろうか….?
激情的だが非常に猟奇的ではないのか。
そして最悪の結末となるのは当たり前といえばそれまでなのだが…
若くしてお互いを傷つけ合いながら行き過ぎた悲しい末路…