電気羊

ブロンテ姉妹の電気羊のレビュー・感想・評価

ブロンテ姉妹(1979年製作の映画)
3.8
「ジェーン・エア」「嵐が丘」という名作を生んだ文房姉妹を題材とした映画。

ブロンテ姉妹が生きたのは、ブルジョアにプロレタリアートが支配されている男尊女卑が激しい時代。

ポップカルチャーに目覚めた貧しい若者達は、小説家や詩人を目指した。

ブロンテ姉妹の兄弟も、同じく小説家や詩人を目指すが、有名な作家からは相手にされず、財産目的に近づいた資産家のオバサンにも意図を見抜かれ別れられてしまう。
絶望に陥った兄弟はアヘンに溺れ中毒死する。

そんな状況でも、ブロンテ姉妹は希望を失わず女性の自立を描いた「ジェーン・エア」、貧しさから這い上がるサクセスストーリーを描いた「嵐が丘」等の名作を完成させる。

現代では、女性の権利は向上したが、行き過ぎたヒステリーのような権利意識は無様で醜悪なだけだね。
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