Saki

奇跡の人のSakiのレビュー・感想・評価

奇跡の人(1962年製作の映画)
3.9
生まれた時から耳も聞こえない、目も見えない女の子、ヘレン・ケラーと、サリヴァン先生の話。
小学生の時に小説を読んでサリヴァン先生に対して尊敬と感動でいっぱいの気持ちになったけど、それを可視化した本作は、特に、部屋に閉じ込めて食事教育させるシーンが圧巻。

普通の人間は、何も分からない赤ちゃんの時から、耳で言葉を学んで、目で色や形、字を学ぶのに、それが全くできない。
こうやったらいいのに、という私のアイデアは目が見えるか、耳が聞こえなきゃできないことだった…
7,8歳くらいなっても赤ん坊同様なヘレンケラーに、サリヴァン先生がどのように教育するか、その方法が素晴らしいのです。
また、自ら学ぶ楽しさを見つけることや教育の本質を考えさせられます。

サリヴァン先生もまた半盲人だからこそ説得力のある!
教育は愛。

本当に「奇跡の人(miracle worker)」というにふさわしい。
Saki

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