たまたまヘレン・ケラーを調べてて興味を持ったので鑑賞。
サリバン先生 vs. ヘレン・ケラー
本作を一言で表すとこれ。
『奇跡の人』とはヘレン・ケラーのことではなくサリバン先生のことで、彼女がヘレンに言葉を理解させるまでを描く。
「生きることは闘いだ。」
とはよく言うが、本作を見ると心の底からそう思った。
同時に、アクション映画並みの殴り合いとド突き合いで、食事や家がメチャメチャになる衝撃に、
「教えることも闘い」なのだなと感じた。
サリバン先生のやり方は、今の日本では"虐待"と呼ばれ、"モンスター・ペアレント"な親からは相当非難されるだろう。
それでも俺は、ある程度の体罰は必要だと思うし、親は教師・先生という存在をもう少し信じるべきだと思う。
これは、ヘレンが触覚から理解したように、感じて覚えることがあると思うからだ。
話はそれたが、特異な実話というだけでなく、主演2人の目を見張る名演で、エンターテイメント性もある傑作になっている。