のん

魔笛ののんのレビュー・感想・評価

魔笛(2006年製作の映画)
4.2

第一次世界大戦前夜を舞台に、歌詞は英語訳にして描いたモーツァルトの『魔笛』。

過去にオペラ(字幕)とバレエで魔笛を観てるけど、正直ストーリーの方は筋を追えてなかった私には、とても分かりやすく感情移入もしやすかった。要はRPGみたいなストーリー。ケネス・ブラナー作品だからか、シェイクスピア劇風な味わいも感じられ、あの長いセリフを曲に乗せて歌わせた感じを受けた……というか、2人の作家と音楽家は何か繋がってるようにさえ感じた。
会ってもいないのに恋に落ちるとか、3人の侍女がタミーノの美しさに「なんて美しいの!」とときめき「私のものよ」「私のよ!」って譲らない序盤のシーンの面白さ。
道化的な存在のパパゲーノが死んでしまおうとしたところを魔法の鈴で救われパパゲーナと歌い出す「パ、パ、パ、パパゲーノ~♪」のシーンのかわいらしさ。

シネマオペラとして成功してるんじゃないのかな。オペラに興味あるけどちょっと…という人には、シネマビューイングよりこちらがおすすめかも。