2022年リライト131本目
２作目も面白い
◆あらすじ
ハムナプトラでの冒険から10年、結婚し息子を連れてエジプトにやってきたリック（ブレンダン・フレイザー）とエヴリン（レイチェル・ワイズ）。そこで、スコーピオンキングの腕輪を発見する。
しかし、黄金の腕輪とともに息子アレックスが何者かに誘拐されてしまう。
時を同じくして、イムホテップ（アーノルド・ヴォスルー）が死者の世界から蘇り―――。
◆感想
初見当時は、スコーピオンキングがドウェイン・ジョンソンだと知らなくて観てましたが、今観るとCGひどいな…そんなに出番もないうえに、こんな雑なクオリティではテンション下がるわい。しかも、サソリと一体化して復活したときの表情なんか怖いし！？動きはヌルヌルだったけど、もっとリアルな筋骨隆々を観たかったところ。
リックとエヴリン、そしてアレックス、家族３人での冒険ということで（ジョナサンもいる）さらにわちゃわちゃしてる気がします（笑）リックの軽快なトークは変わらずですし、エヴリンは博識で前世の記憶もあるときた。ジョナサンのお宝好きは相変わらずで、アレックスは駄々っ子！
そして、前作で蘇り損ねたアナクスナムンの生まれ変わりが登場し、どこぞの魔法使い並みにイムホテップが復活しますね。オデッド・フェール演じるアーデスが、あの格好でロンドンにいるのがすごい違和感で笑ってしまった。本作の世界観よりもさらにひと昔前の世界にいるようでならない（笑）
本作では、砂ではなく水で迫ってくるイムホテップ。ここらへんを含め、１作目のオマージュがたくさんあるのは嬉しい。今回は飛行機ではなく飛行船だったけど、水イムホテップから逃げるシーンで流れる曲がいかにもアドベンチャー！！
しかも、見どころもちゃんとあるのが素晴らしい。エジプト史が好きなのでアヌビスの軍勢が出てきたのはテンション上がりました。スコーピオンキングの復活も本作の見どころで、終盤のイムホテップとリックとの三つ巴はワクワクしますね。
それと並行して繰り広げられる女同士の戦いもよくて、前世ネフェルティティの記憶を持つエヴリンと、魂を得たアナクスナムン。しかも、エヴリンは一回死んでるからね！？リックばりにタフに戦う姿良きです👍メジャイの戦士たちとアヌビスの軍勢が戦うシーンは迫力あって素晴らしい。黒い影が迫ってくるのが何気に怖い…。
それと同じくらいCGで量産されたスカラベ軍団も怖い…。砂山からじゅわーーーってせり上がってきたときはゾワゾワせずにはいられなかったです。
にしても、VFXを駆使して描かれたアム・シェアー美しい。まさに、砂地獄のなかのオアシス。
前後してしまいますが、エブリンがアナクスナムンに刺されるシーンは「なに！？」と思わずにはいられない。てか、アレックスもリックも強すぎんか、エヴリン死んだのに。１作目のジョナサンみたいに死者の書頑張って読んでるのすごいよアレックス。
地獄に落ちそうになってるイムホテップとリック、このシーンは印象的ですね。身の危険を顧みずリックを助けるエヴリンと、3000年の恋も冷めたのかイムホテップを見捨てるアナクスナムン。リックとエヴリンを見つめるイムホテップの表情が切なすぎるぅぅ。
壮大なエジプト冒険譚をぜひ！
