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恐怖城/ホワイト・ゾンビ/ベラ・ルゴシのホワイト・ゾンビのTSのレビュー・感想・評価

2.3
【最古のゾンビ映画】52点
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監督:ヴィクター・ハルペリン
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:73分
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ゾンビが出てくる最古の映画。ゾンビといっても、現代のイメージのゾンビとは程遠く、主人の言いなりになっている仮死状態の人間のことを指す模様。いわゆるブードゥー系ゾンビと言われ、主人が命令しない限り人を襲ったりしませんし、ましてや人肉を食らうこともありません。ロメロが『ナイトオブザリビングデッド』で現在のゾンビのイメージを確立するまでは、ゾンビと言えばこういうイメージだったそうです。

新婚のニールとマデリーンはハイチで結婚式を挙げようとする。ハイチでプランテーションを営む大地主であるボーマンの屋敷に向かおうとするのだが、道中で奇妙な集団に出くわすのだが。。

今作のゾンビたちは、ブードゥー教の司祭であるルジャンドルの僕たちです。彼らはルジャンドルに操られているため、ろくに食事も休憩も取らずに来る日も働いているのです。実際にもごく一部で使用されていると言われているゾンビパウダーを使い、マデリーンを僕にしていこうとします。このゾンビパウダーというのは恐ろしいものでして、調合が絶妙に成功したものを服用させると、自発的に行動しないで言われるがままに行動する人間が誕生させられるらしいです。

ルジャンドルを演じるベラ・ルゴシは有名な俳優でして、今作においてもその存在感は際立っています。彼の目力のシーンは度々映されますし、その他のゾンビ映画でも確か使用されていましたね。ただ、全くといっていい程怖くはなく、ゾンビ映画の軌跡をたどる映画としてこれからも名を残す作品であると思われます。まさに歴史といいますか、怖さや面白さはあまり期待しないほうがよろしいかと思われます。
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