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Vフォー・ヴェンデッタのtanakaのレビュー・感想・評価

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)
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過去記録。原作はウォッチメンでお馴染みアラン・ムーアのグラフィック・ノベル。監督は今や姉妹となったウォウシャウスキー兄弟(当時)。ストーリーとビジュアル、双方の面において、それぞれの技巧派が関わってるんだから文句なく面白いです。

Vを始め、国家が謳う「崇高な」目的に犠牲にされた人間の、革命の話。Vが1度も顔出ししないのは、1人1人の市民を象徴するためであり、原作の地味な展開を上手く昇華させたラストは正解。1981年と言う冷戦下、且つアラン・ムーアにとって初の連載物だった事もあり、彼の国家に対する危機意識がナイーブに表れてるようですが、ミネソタ黒人殺害に端を発する抗議運動への弾圧を見るに、普遍的な設定とも言えるでしょうか。

全くの余談ですが、劇場型犯罪の革命家(テロリストか…?)と言う点で、Vはコードギアスのゼロのモデルじゃなかろうかと思ってます。公開当時はコードギアスロスから、本作に手を伸ばした記憶。ダサカッコいい所も共通してますね😂😂😂 ※褒め言葉
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