馮美梅

傾城之恋の馮美梅のレビュー・感想・評価

傾城之恋(1984年製作の映画)
4.0
こちらもとても好きな作品。第二次大戦中の香港を舞台に、バツイチの女性と、プレーボーイの資産家の男性との純愛物語。

發仔(チョウ・ユンファ)演じるファンが紳士的でカッコいい。ヒロイン、スーを演じているコラ・ミャオが超美人というわけでないところが、これまたなんとも、いかにも出戻り感があって、そしてそんな条件の悪い自分に何かとアプローチしてくるファンに戸惑いを感じているんだけど、遊ばれてると思いつつも、本当は自分も気になる存在で、これまた複雑な気持ちを持ち続けながら、戦況は厳しくなり、再会を約束して別れることとなるかと思いきや、その時まさにイギリス軍と日本軍との戦いで香港の街も戦場に。

別れるはずの2人はファンがスーを見つけ、改めて2人の想いを確かめ、本当の夫婦となるというエンディング。衣裳や、1940年代の香港の(主にレパレスベイホテル)街などの風景や生活を見てるのも好きなので、私にはそれだけでも無条件で高評価の映画となっております。ファンがどこまでもスーに対して紳士で優しいのが素敵♪
馮美梅

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