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兵隊やくざ 俺にまかせろのcatmanのレビュー・感想・評価

兵隊やくざ 俺にまかせろ(1967年製作の映画)
3.5
1967年公開のシリーズ第6作。『俺にまかせろ』って、いよいよ訳の分からなくなってきたサブタイトルは本作の散漫な内容も一因か。まとまりに欠けていて展開や描写が中途半端なんですよね。同じ田中徳三監督なのに、前作とは対照的に大宮と有田のコンビネーションにも特別なケミストリーが感じられず、二人揃っての見せ場が少ない。特に有田の存在感が希薄で残念。現地満州の抗日ゲリラに対して手榴弾を放り投げ機関銃を撃ちまくりながら突撃する大宮の行動にも強い違和感が。大宮の顔(岩)面を殴った上官が拳を痛めるというお約束も無くて寂しい。ヒロインであるはずの渚まゆみも相変わらず綺麗なんだけど、やっぱり掘り下げが中途半端で見せ場が少ない。
期待値が高いので不満ばかり言ってますが、大映&勝新による人気シリーズの安定感と水準以上の楽しさは保証されています(^^)
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