ねじまき

ビューティフル・マインドのねじまきのレビュー・感想・評価

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
3.0
ゲーム理論のジョン・ナッシュの実話!!
まさか、そんな内容とは知らず、タイトルから想像するに、「ハートフルなヒューマンドラマ感動系」の映画だと勘違いして食わず嫌いでした。(そういう部分もあるのだが)


前半はジョン・ナッシュの天才性と、その頭脳を軍事利用しようとする政府組織の極秘任務に飲み込まれていく彼の運命が描かれている。

ここまではよくありがちな内容だ。しかし、本作の場合は、中盤にひとつのあるポイントが用意されており、それ以降はガラッと雰囲気が変わる。
しかもこれが実話なんだから、凄いよな。まぁ脚色の部分もあるようだが。

「彼との結婚に対する義務感と、そこから逃げ出したい罪悪感」みたいな話をしていたナッシュの妻のセリフが響いた。
何かに対する義務感と、そこから逃げ出したい罪悪感。
きっと人生っていつもそうだよな。

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学生時代から数学が好きだった私は、ゲーム理論とナッシュ均衡というワードは知っていた。
しかし、まさかそのナッシュさんがこんなに波瀾万丈な人生を歩んでいたとは、恐れ入る。しかも、wikipedia調べによれば彼は2015年アーベル賞の授賞式の帰路、タクシーで妻と共に事故死しているというから驚きだ。映画公開後まで、スキャンダラスな人生。


さらに調べによると、ジョン・ナッシュの功績はゲーム理論より、むしろリーマン多様体への埋め込み問題(なんのこと?)という、凡人にはおよそ意味不明の理論によるものが大きいようだ。
ナッシュ=ゲーム理論という図式は私のような知ったかぶりのにわか知識ということですね!

勉強になりました。


PS 今さらだが、ラッセル・クロウ演技うますぎ。


公開:2001年(米)
監督:ロン・ハワード(『バックドラフト』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』)
出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー
受賞:アカデミー賞作品賞・監督賞・助演女優賞ほか。