ネタバレを避けて鑑賞したので、思いもよらぬ展開とこれが実話をベースである事に二度驚き。
そんな見ごたえのある一本であった。
天才数学者ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、周囲に変人扱いされながら自らの研究に没頭。
その類いまれな頭脳を買われ、政府の極秘任務関わっていくが・・・
まるでスパイ物のような導入からやがて思わぬ展開へと導かれるが、実は今作の見所はそこではなく、濃密な人間ドラマ。
その主となるのがラッセル・クロウ。
天才でありながら、その身に起こる歪を実にリアルに演じていた。少し怖い位に。
しかも、あの歩き方なんか簡単に演技で身に付く物とは思えない。
そしてナッシュの妻アリシア(ジェニファー・コネリー)の献身的な演技。
彼女の芯の強い、寛容な愛にあふれたその役に惹きこまれた。なにより彼女が驚くほど美しかった。
そんな愛に満ちた物語にオスカー受賞も納得でありました。
因みにナッシュの大学時代のルームメートとして、ポール・ベタニー登場！ですが、登場して即脱ぎだす安定感(笑)
そんな彼ですが、今作競演をきっかけにジェニファー・コネリーと結婚されたのですね。
この男侮れません。
