千年女優

ステイ・フレンズの千年女優のレビュー・感想・評価

ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)
3.5
LAで活躍するアートディレクターで、敏腕を買われてヘッドハンターのジェイミー・レリスからGQ誌のポジションに誘われたディラン・ハーパー。強引ながらも機転の効いた演出に負けてNYに移住した彼が、お互い酷い別れ方をしたばかりとあって恋人同士ではなくカジュアルなパートナーとして交友を重ねていく様を描いた恋愛コメディです。

古典『緋文字』を下敷きにしたエマ・ストーンの出世作『小悪魔はなぜモテる!?』を成功させて評価を高めたウィル・グラックがイン・シンクで世界的人気を集めたジャスティン・ティンバーレイクを主演に制作した2011年公開作品で、ティンバーレイクと相手役ミラ・クニスの相性の良さが観客から受け入れられて1.5億ドルを稼ぎ出しました。

ラブコメの定番「ニセコイ」をイマドキのアダルトな関係で描いた物語で、グラックらしい匙加減で下世話なユーモアも混ぜつつtahiti80がよく映えるオシャレなムードに仕上げます。定型から大きく外れないために些か深みに欠けるところはありますが、魅力的な端役達が支える美男美女ながらどこか憎めない二人の存在感で全うする一作です。
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